バシャールをご存知ですか?私は本田 健さんの著書「未来は、えらべる!」で初めて知りました。それがきっかけで読み始めた新書判全8巻シリーズ「バシャールペーパーバック(BASHAR①~⑧)」(VOICE新書)の中からバシャールのメッセージをご紹介します。
この本はダリル・アンカが1987年から来日して行った公開チャネリングセッションの記録です。バシャールの本の中でも古典的なベストセラーです。バシャールがチャネラーであるダリル・アンカを通じて日本でのセッションの参加者と一問一答で対話が進んでいきます。バシャールとはどのような存在なのでしょうか。
バシャールとは?
バシャールとは宇宙の存在です。ダリル・アンカ(シンガーソングライターのポール・アンカの親戚でハリウッドの映画業界の特撮デザイナーでもある)へテレパシーを送り、それをダリル・アンカが代わりに表現して多くのメッセージを伝えています。中でも「ワクワクすることをしよう」はバシャールの重要なメッセージです。
なぜ「ワクワク」が大切なのか
バシャールはBASHAR①(P71)で伝えています。
「ワクワクする気持ちとは、肉体を通して翻訳されて伝わる言葉、メッセージ」なんです。どういう意味かというと、「自分の選んだ道をちゃんと進んでいるかどうか」。それを教えてくれる翻訳された言葉なんです。
ワクワクする気持ちは、3つのことをあなたに教えてくれます。1つ目は自分の道です。2つ目は、自分がそれをやれば努力なしで出来るということです。3つ目はそれをやれば非常に豊かに出来るということです。
「ワクワクすること」とは、好きなことや夢中になれることでそれを続けると自然に豊かさにつながっていくとバシャールは伝えています。豊かさもお金に限定されず、精神的なことも含まれていると思います。例えば、好きなことでも日常生活で埋もれてしまい、忘れている趣味などをもう一度見直してみると、新しい発見があるかもしれませんね。自分はどう生きていきたいのか振り返ることができそうです。
私はすぐにワクワクすることが思いつかない時には、楽しい旅行の計画など頭に思い浮かべるようにしています。心がワクワクするだけで楽しい気分になります。
「ワクワク」できない時はどうしたらいいか?
BASHAR⑦(P87~88)でデスクワークでワクワクできないという質問者に対しては、
つまり、あなたは、「デスクワークというものはワクワクしない」と機械的に信じ込んでいるのかもしれません。でも、デスクワークがワクワクする可能性もあります。
ですから、まず自分の想像力を使って、このデスクワークをもっとワクワクしながら行なう術はないか探してください。
その結果、デスクワークそのものがワクワクしないという結論に達したとしたら、そのときには、別のやり方があるのだということがわかります。その仕事に対するまったく新しいアプローチ、その仕事が本当にワクワクするものになる方法を創り出す必要があるかもしれません。
自分の仕事がワクワクできるものではないことが多いと思います。しかし、バシャールのアドバイスのように想像力を働かせてみるといいかもしれません。収入のために働いている仕事であっても、日々自分なりに小さな目標を立てたり工夫することで、喜びが生まれワクワクできたら素敵ですね。目標が達成できた時には自分へのご褒美も忘れずに…。
宝くじで「ワクワク」?
BASHAR⑧(P181~182)でいつもワクワク生きていこうと宝くじを買ったが、当たらないという質問者に対して、
当たってワクワクする以前に、宝くじを買うことそのものがワクワクなのだとわかってください。
すべてのことにホリスティックに、全体像を眺めてください。自分は豊かなのだと知っているエネルギーで、期待なしに、毎瞬毎瞬、一番ワクワクすることを行動していると、豊かさは何らかの形であなたのところにやってきます。
「この行動をしたらこうなるからワクワクする」というのではありません。「その行動そのものがワクワクするのだ」という気持ちで行動してください。
つまり、宝くじが当たったらワクワクする、というのではなく、「買うことそのものにワクワクする」ということです。
やはり当選が多い人は、バシャールの説明のように結果に執着せず、ただワクワクして宝くじを購入しているのでしょうか。あまり当選を意識してしまうと逆効果なんですね。バシャールは一瞬ごとにワクワクを探しながら行動することが大切だと強調しています。また、結果を期待しないように注意しています。期待せずに結果を待つことはなかなか難しいですが、それだけワクワクする行動に集中することが大切なのでしょう。
最後に
- バシャールとは宇宙の存在でチャネラーのダリル・アンカを通じてメッセージを伝えている
- 「ワクワクすること」は本当の自分を生きることを教えてくれる
このペーパーバックの裏表紙は「日本人の生き方を変えた本」と書かれています。本当に日本人の意識を変えてくれたのかもしれません。この「ワクワク」とは、「EXCITING」を訳した言葉でバシャールから広まっていったようです。単純なことですが、大人になると忘れがちな気持ちです。
全巻を通して読んでみると、さまざまな質問に対して、時に質問者に問いかけながら明快に答えています。すぐには理解できなくても後から見直すとこういうことかと腑に落ちることがありました。
宇宙存在からのメッセージで読者の中では賛否両論ありますが、バシャールの言葉にはパワーがあり、真実ははっきりしていて悩んでるのはもったいないと教えてくれた気がします。