オレンジ・スイートの精油は光毒性はある?おすすめのブレンドや使い方とは

オレンジの精油は、果皮から「スイート」と「ビター」、花から「ネロリ」、葉から「プチグレン」の精油が抽出されます。ここではオレンジ・スイートの精油の特徴をご紹介します。

オレンジ・スイートの特徴

【産地】アメリカ、ブラジル、スペイン、イタリア、メキシコ

オレンジの木は、中国とインドが原産地で17世紀にヨーロッパに広がりました。オレンジの名前は、アラブ語の「ナランジ(豊かなもの)」が語源です。オレンジ・スイートは受け入れやすい香りのため使いやすい精油の一つです。専門書によっては弱い光毒性(日光等の強い紫外線により皮膚に炎症を起こすような毒性を示すもの)があると書かれている場合がありますが、マンダリンと同様に光毒性は心配ないようです。

オレンジ・スイートの精油1本を持ち歩いて、たまに香りを嗅いで気分をリフレッシュしたり、キャリアオイルと一緒に使用して気軽にハンドマッサージをする時に便利です。私もハンドマッサージで使うことが多かったです。他の精油をブレンドせず単独で使用しても十分リラックスできます。特に元気のない人にハンドマッサージをする場合は効果的です。多くの精油とのブレンドにも向く精油です。

【香り】

おなじみの香りですね。

  • 温もりがある甘さ
  • 爽やか
  • フレッシュ
  • フルーティ

香りを嗅ぐとオレンジやみかんが食べたくなります。

【作用】

消化器の調子を整えます。

  • 強壮作用
  • 強心作用
  • 健胃作用
  • 消化促進作用
  • 食欲増進作用
  • 鎮静作用
  • 鎮痙作用
  • 発汗作用
  • 抗うつ作用

食欲が落ちて元気が出ない時にもいいですね。

【体への働き】

オレンジ・スイートは体を温め発汗させて肌の毒素も排出します。皮膚炎にも有効です。

  • 消化不良
  • 食欲不振
  • 発熱
  • 乾燥肌

便秘や下痢にも役立ちます。

【精神への働き】

落ち込んだ心を明るく元気にしてくれます。

  • 抑うつ
  • 意識低下
  • ストレス

リラックスさせてくれるため不安からくる不眠症にも助けとなります。眠る前ディフューザーの精油としてオレンジ・スイートを利用するのがおすすめです。

【注意】

敏感肌には高濃度で使用しない。

◉ブレンドに向く精油◉

【ハーブ系】

さわやかなブレンドです。

  • ラベンダー
  • ゼラニウム
  • ペパーミント

【フローラル系】

甘いフローラル系と合わせるとオレンジ・スイートの爽やかさが引き立ちます。素敵なブレンドですね。

  • ローズ
  • ネロリ
  • ジャスミン
  • イランイラン

【樹木系】

柑橘系+樹木系は実はとてもバランスがいいです。

  • サイプレス
  • ジュニパー
  • サンダルウッド
  • フランキンセンス

まとめ

  • オレンジの名前は、アラブ語の「ナランジ(豊かなもの)」が語源
  • 香りは温もりがある甘さでフレッシュ
  • 消化器を整え便秘や下痢にも役立つ
  • 心と体を温め元気づける
  • 不眠症も改善させる
  • 光毒性作用をもつ「ベルガプテン」を含まないため光毒性は心配なし

オレンジ・スイートの精油は元気いっぱいでも主張しすぎることなく、さりげなく働いてくれるところが魅力的です。ラベンダーと同様に1本でいろいろ活用できます。柑橘系のため酸化しやすいのは難点ですが、精油を選ぶ時にはオレンジ・スイートも選択肢の1つに加えるといいかもしれません。

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