イランイランはどんな香り?精油に秘められた6つの効果とは

シャネルの香水にも使用されて精油の中でもひときわ官能的であり女性的な香りがイランイランです。どのような精油なのでしょうか。

イランイランの特徴

【産地】コモロ諸島、マダガスカル、ブラジル、レユニオン島、インドネシア

イランイランの名前は、フィリピンのタガログ語「アランイラン」に由来しマレー語で「花の中の花」という意味です。個性の強い花の香りで熱帯地方に育つ5~15mほどの樹木に咲く黄色い花です。南国に育つ花らしく香りも強く、熱気を帯びた感じがします。イランイランのイメージは、女性に例えると強くてセクシーなキャラクター、ルパン三世の峰不二子です。美しさにダイナミックさが加わった女性という気がします。

以前イランイランの精油を使い、バスソルトとして粗塩と一緒に混ぜてお風呂に入れて楽しんでいました。とてもリラックスして心がほぐれます。香水がわりに肌につける場合は必ずキャリアオイルで薄めて精油の量を控えめにした方がいいでしょう。ほのかに香るイランイランの香りで楽しい気分になれそうです。

【香り】

強くてみずみずしい花の香りが際立ちます。

  • エキゾチック
  • オリエンタル
  • フローラル
  • 甘い
  • 官能的
  • かすかにスパイシー

魅力的な華やかな香りです。

【作用】

鎮静効果とセクシーな気分にさせる催淫効果の二面性があります。

  • 鎮静作用
  • ホルモン・バランス作用
  • 子宮強壮作用
  • 催淫作用
  • 抗うつ作用
  • 血圧降下作用

神経をリラックスさせてくれます。

【体への働き】

性的な障害の他に循環器の障害の過呼吸も静める効果があります。

  • 生殖器の不調
  • 性的障害
  • 高血圧
  • 過呼吸
  • 皮脂分泌の調整

化粧水に利用すると皮脂のバランスを整えます。

【精神への働き】

うつ状態にも働きかけてくれます。

  • ショック
  • 不安
  • 抑うつ
  • 怒り
  • 情緒不安定

またイランイランは多幸感をもたらす作用があります。

【注意】

妊娠初期と低血圧症の場合はさける。高濃度での使用しない。

◉ブレンドに向く精油◉

【フローラル系】

個性がはっきりした他のフローラル系の精油とも合います。

  • ジャスミン
  • ネロリ
  • ローズ
  • ラベンダー

【柑橘系】

特に柑橘系と相性がいいです。

  • オレンジ
  • ベルガモット
  • グレープフルーツ
  • レモン

【樹木系】

サンダルウッドとのブレンドはオリエンタルな組み合わせです。

  • サンダルウッド
  • パチュリ
  • ローズウッド

まとめ

イランイランの高木

  • イランイランはタガログ語「アラン イラン」に由来しマレー語で「花の中の花」という意味
  • 香りはエキゾチック&オリエンタルで強くて甘い
  • 催淫作用があり、性的障害にも効果的
  • 過呼吸や高血圧にもよい
  • 精神を落ち着かせてリラックスさせる

イランイランは心を明るくすると同時に緊張を緩和してリラックスさせてくれる頼もしい精油です。どちらかというと催淫作用が有名ですが、他に様々な効果があるため奥深いものがあります。多幸感を与えるイランイランのキーワードは「楽しみなさい」なのかもしれません。甘いだけではなく、不安定な状態では落ち着けるようにサポートもしてくれる懐の深い精油ですね。

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