ゼラニウムはどんな精油?その魅力的な香りや特徴とは

ゼラニウムの鉢植えは人気ですね。ゼラニウムは多くの種類があり庭先の花壇や街中でよく見かけます。精油のゼラニウムはどのような特徴があるのでしょうか。

ゼラニウムの特徴

【産地】レユニオン島、フランス、スペイン、モロッコ、エジプト、イタリア、中国

精油と園芸の「ゼラニウム」は別物です。精油では、植物のペラルゴニウム(ニオイテンジクアオイ)の葉から抽出されています。甘くローズに似た女性に好まれる香りです。ゼラニウムは、同じく香りがローズ調のローズウッドやパルマローザよりもローズに近い香りです。甘い香りの香料として欠かせない素材です。高価で貴重なローズの精油の代わりに気軽に利用できるところが魅力です。

甘い香りが苦手な場合でも、ゼラニウムはミントの爽やかさがある香りで他の精油とブレンドすると、甘さが和らぎます。香りだけではなく、ローズとペパーミントと同じ成分を含み、同様の作用があるところが特徴的です。

【香り】

ローズの香りが好きな人はおすすめです。

  • 甘くローズのような香り
  • かすかにミントや柑橘系のフレッシュな香り

甘さの中にハーブ調の香りも含んでいます。

【作用】

特に蚊の虫よけとして効果があります。

  • ホルモン調整作用
  • 強壮作用
  • 消毒作用
  • 殺虫作用
  • 消炎作用
  • エモリエント作用
  • 収斂作用
  • 創傷治癒作用
  • 利尿作用

ゼラニウムは美肌効果があるので化粧水にいいですね。

【体への働き】

婦人科系の症状の改善に働きます。

  • PMS
  • 月経異常
  • リンパ系の循環不良
  • 口腔や咽喉の感染症
  • 泌尿器系の滞留
  • 喘息等の呼吸器疾患
  • 皮脂のバランス
  • 皮内のうっ血
  • 老化肌
  • 創傷
  • ニキビ
  • 火傷
  • むくみ

むくみに効果的です。

【精神への働き】

さまざまなストレスに役立ちます。

  • 抗不安
  • 抗うつ
  • 抗ストレス
  • PMSのトラブル

気分を高揚させて元気づけます。

【注意】

敏感肌は刺激がある場合がある。妊娠初期は使用を避ける。

◉ブレンドに向く精油◉

【ハーブ系】

ラベンダーはおすすめです。

  • ラベンダー
  • クラリセージ
  • バジル
  • ローズマリー

【フローラル系】

甘さと華やかさがあるブレンドです。

  • カモミール
  • ジャスミン
  • ネロリ

【柑橘系】

柑橘系とのブレンドはバランスがよく特にベルガモットと相性がいいです。

  • ベルガモット
  • オレンジ・スイート
  • グレープフルーツ

まとめ

ペラルゴニウムの葉

  • 園芸品種の「ゼラニウム」は別物で精油はペラルゴニウム(ニオイテンジクアオイ)の葉から抽出
  • ローズの甘さとミントや柑橘系のフレッシュさがある香り
  • 婦人科系の不調やストレスを改善させる
  • むくみによい
  • 蚊の虫よけに効果を発揮
  • ブレンドはラベンダーとベルガモットがおすすめ

ゼラニウムは、甘いローズのような優雅な香りを持ちながらも虫よけ効果があり、生活に役立つところがユニークな特徴だと思います。夏の外出には、精製水・無水エタノールとゼラニウムで作る虫よけスプレーが便利です。虫よけとはわからない素敵な甘い香りのスプレーですね。ミントを加えると、虫よけ効果が高まって爽やかな香りになりますよ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

error: Content is protected !!