ラベンダーの精油と相性のいいおすすめブレンドは?広く使えて万能なその特徴とは

アロマテラピーで有名な精油の1つがラベンダーです。アロマテラピーの歴史の中でも重要なラベンダーをご紹介します。

ラベンダーの特徴

【産地】フランス、ブルガリア、中国、ロシア、イギリス、イタリア、オーストラリア、日本

20世紀初頭「アロマテラピー」という言葉を初めて使ったフランスの化学者ルネ・モーリス・ガット・フォセが、研究室で実験中に手に火傷を負った時にとっさにラベンダーの精油を塗ったところ、跡も残らずに傷口が治ったというエピソードがあります。その治療が精油の研究のきっかけとなりました。

ラベンダーは薬代わりに使える万能な精油なので1本あると安心です。傷や湿疹に有効です。香りが好きな人には皮膚に塗った後も癒されますね。リラックスして眠りたい時には、布などに数滴落として枕元に置いておくのもおすすめです。香りに包まれて安眠できます。旅先でもいざという時に広く使えて便利です。ぜひ旅のお供に…。

【香り】

ラベンダーはシソ科ではっきりした思い浮かべやすい香りです。

  • ウッディ
  • フローラル

複雑な香りとも言えます。

【作用】

  • 鎮静作用
  • 鎮痛作用
  • 鎮痙作用
  • 血圧降下作用
  • 消炎作用
  • 創傷治癒作用
  • 殺菌作用
  • 消毒作用
  • 抗ウイルス作用
  • 解毒作用

風邪の時マスクに塗っておくといいです。防虫効果もあるため衣類の防虫剤として利用できます。

【体への働き】

スポーツの後に使用すると体がほぐれて筋肉痛の軽減によさそうですね。

  • 動悸
  • 高血圧
  • 筋肉痛
  • 捻挫
  • リウマチ
  • 坐骨神経痛
  • 頭痛
  • 生理痛
  • 白帯下
  • 産後の障害
  • 少量月経
  • 気管支炎
  • 喘息
  • カタル
  • 風邪
  • 火傷
  • 湿疹
  • ニキビ
  • 脱毛

怪我をした時の湿布にも有効です。

【精神への働き】

心のバランスをとる作用があります。

  • 緊張
  • 重いヒステリー
  • 抑うつ
  • 不眠
  • 不安
  • ストレス

強いストレスを感じた時の応急処置として役立ちます。

【注意】

妊娠初期は避ける。低血圧の人は眠くなる場合があり注意が必要。

◉ブレンドに向く精油◉

【フローラル系】

フローラル系とは特に相性がよくおすすめのブレンドです。

  • クラリセージ
  • ジャスミン
  • ネロリ
  • カモミール
  • ゼラニウム

【柑橘系】

柑橘系とのブレンドは爽やかですっきりします。

  • オレンジ・スイート
  • ベルガモット
  • マンダリン
  • レモン

まとめ

  • フランスの化学者ルネ・モーリス・ガット・フォセが火傷を負った時にラベンダーを使用して効果を発見
  • 香りははっきりしたウッディ+フローラル調
  • 日本では北海道の富良野のラベンダーが有名
  • 不調を改善しバランスを取る効果が高く、多岐にわたる作用
  • ラベンダーはどの精油とも調和するが、同じフローラル系とのブレンドは特におすすめ
  • ラベンダーは他にスパイクラベンダー、ラバンジンがある

ラベンダーは、精油の薬箱を作る時には必ず入れておきたい精油です。アロマテラピーと聞くと、一緒にラベンダーを思い出す人は多いと思います。古代ローマでは、浴槽に入れて傷の治療に利用されていたようです。はるか昔にラベンダーの効能が発見されて役に立っていたのですね。現代でも万能な精油として、多くの人から愛され続けることでしょう。

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