久しぶりにジュエリー作家のリコさんにお会いして素敵なジュエリーと出会い、その魅力に引き込まれてしまいました。その作家さんとアンティークジュエリー サフィレットについてご紹介します。
国立のギャラリーロージナにて7月25日から31日まで開催 『h-collection & Bijoux de Rico』へ
リコさんとは10年以上前、今はもうないカフェで作品を展示されていたのがきっかけでご縁ができました。 当時購入したアンティークのビーズを使ったネックレスとピアスを今でも大切に愛用しています。
リコさんは元々宝石店で勤めた後に独立してご自身で買い付けやデザインをして作品作りをしています。 百貨店など他店で購入してきたお客様がその価格に驚かれるそうです。 デザインと素材がよいことはもちろんですが、価格が良心的なのです。 恵比寿にお店があるので、そのうちぜひ伺うつもりです。
相変わらず笑顔が素敵な方でした。 そして作品ひとつひとつに愛情をかけていらっしゃるのがよくわかります。 尾根さんの麻と綿の自然素材の服も着心地がよさそうな個性的なデザインが魅力的でした。 ご都合がよい方は足を運んでみて下さい。
そこで購入したサフィレットとアクアマリンがこちら。
このサフィレットは、まばゆく変わる艶と輝きがあり、見る人を惹きつけます。 全体的にサンストーンに似た色合いですが、角度によってはアクアマリンのような淡い水色がキラキラと見えかくれします。オパールほど派手さはないのですが、身に着けてみると石とは違う存在感があります。 何かしっとりとした美しさがあり、まるで水面を覗いているような気分になります。
サフィレットとは
19世紀のチェコのヤブロネッツ地方で作られた原料にヒ素や金が使用されているという説がある変色ガラスです。 残念ですが、現在はもう製造されていないそうです。 熱心なコレクターもいる希少な幻のガラスです。そのため価格も高めです。
原料や製造方法がいまだに謎に包まれ、似たようなガラスはあっても再現ができません。世界中のサフィレットがなくなってしまったら、もう目にすることができなくなってしまいます。 もしお店で実際に見るチャンスがある時は手に取ってじっくり観察してみて下さいね。 きっと独特の魅力が感じられるでしょう。
サフィレットの魅力
- サフィレットは19世紀チェコ ヤブロネッツ地方で製造された変色ガラス
- 原料はいまだに謎で金やヒ素が使用されているという説あり
- 製造方法は不明
- 人を引きつける幻想的な美しさと現在では再現できないという希少価値
チェコはつくづく不思議なものが多い国だと思います。 天然ガラスのモルダバイトやチェコガラスの産地ですね。リコさんからその謎めいたアンティークのサフィレットガラスのことを知り、ますます惹かれてしまいました。
★☆リコさんのお店【Bijoux de Rico】☆★⇒http://bijourico.com/